現代農業2016年4月号に掲載されました
★「圃場選びのポイント」★
一、苗運びがしやすいようにできるだけ道路に面している圃場(角になる圃場がお勧め)
一、日当たりが良い圃場
一、排水性のいい圃場
(できるだけ早く乾く方が苗運びが楽)
一、民家から離れている圃場(鳥害を防ぐため)
一、落ち葉やゴミなど入り込まない圃場
一、イノシシやシカなどの獣害にあわない圃場
★「苗代の準備」★
一、苗出し1ヶ月前くらいから代かきをしてできるだけ均平にする
一、苗出しまでできるだけ乾かす
一、トラクターのタイヤ跡で溝ほりすると楽
★「プール育苗の準備~並べ方」★
一、40畳のブルーシートで約240枚並べられる
一、破れにくいブルーシートを選ぶ
一、枠の木でブルーシートを仮り抑えして広げる
一、苗の追肥ができるように通路をつくる
一、ブルーシートの枠はマルチ止めを利用すると便利
一、外周は圃場の土で抑える
★「苗だし~緑化」★
一、緑化シートを張る前に水をたっぷり溜めてかん水後すぐに排水する。
この時に水が溜まるか確認するとよい。
一、緑化シートを張る。2葉まで苗がシートを押し上げるので幅と長さは余裕をもって選ぶ
一、表面が乾いたら一度水を溜めてすぐに排出・・・を繰り返す
一、2葉ほどで苗をつまんでひっぱっても抜けないほどの根が張るとシートをはがす
★「~田植えまで」★
一、湛水を保つ
一、追肥は緑化シートをはずして1回、その1週間後に1回すれば十分
一、田植え前に排水しておくと苗運びが若干楽になる
★「有機の苗作りのポイント」★
一、自家採種の時は特に塩水選をしっかりする
一、温湯消毒は必ずする。
過去にお風呂場で温湯消毒をしていて
バカ苗が発生してしまい 苗の廃棄を経験しました
バカ苗による苗の廃棄
田植え後にハローで廃棄
一、加温出芽の場合、芽出しは長めにする(根きりシートは必要)
一、無加温の場合は播種量を少し多めにする
一、霜の注意報や警報が出たときは前日は水をたっぷり張って保温する
日中保温させると30℃ほどまで水温が上がった
霜注意報の日の早朝の水温
一、根張りがいいので田植え機の苗押さえの位置に注意する
一、無加温と加温の違い
左・・・無加温発芽
右・・・加温発芽
左・・・加温発芽
中・・・無加温発芽
右・・・加温発芽・無肥料
★「お問合せや視察について」★
やり方などはできるだけ詳しく記載していますので、
お問合せやクレームなどは受け入れする予定はありません。
申し訳ございませんがご了承ください。
最後に
露地プール育苗において何度も失敗しながらも
農業普及員の方には何度も足を運んでいただき
暖かくご指導いただき誠にありがとうございました。
こころより感謝申し上げます。
本日の一筆入魂の米袋
【農業とは冒険だ】
【自由ロマン挑戦】
【農賊王】